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2022.05.17

契約書翻訳を依頼する際に知っておきたいポイント3選!

ビジネスにおいて重要な役割を果たす書類が「契約書」です。近年はグローバル化が進み、海外企業との契約も増えてきています。しかし、海外でのやり取りは国内よりもトラブルが起こりやすいため、契約の内容や詳細をしっかり把握・理解しておく必要があります。
しかし、日本と海外では大幅に文化が異なるため、契約書の内容も大きく変わります。また、正確な翻訳でなければ、契約書の効力が発揮されないこともあります。
そこで、今回は契約書翻訳にはどんなものがあるのか、さらには契約書を依頼する際に知っておきたいポイントについて、詳しくご紹介いたします。

契約書翻訳にはどんなものがある?

契約書翻訳の詳細をご紹介いたします。こちらはあくまでも「一部」です。

※秘密保持契約…秘密情報を相手に渡す際、その内容を外部に漏らさないようにする契約
※売買契約…売主が財産権を買主に移転し、買主が代金を支払うことを約束する契約
※技術提携契約…企業が保有する技術を相手に提供することで、相手の会社から対価を得る契約
※合弁事業契約…別々に経営する会社が共同出資し、新たな契約を設立する契約
※ライセンス契約…自社が持つ特許や著作権等の知的財産を、他の企業に使用させることで対価を得る契約
※M&A契約…企業の合併・買収に関して合意する契約

契約書は、翻訳する内容の専門知識があることが前提となります。翻訳会社に依頼する際には、法律や業界に関する専門性についても確認しておくことをお勧めいたします。

契約書を依頼する際に知っておきたいポイントは?

契約書翻訳には「特殊性」があり、専門性が求められる翻訳です。ここからは、契約書を翻訳会社に依頼する際、知っておきたいポイントについてご紹介いたします。知っておくことにより、どのような翻訳会社に依頼するのが適しているのかの参考にもなります。

1.英文契約書と和文契約書の違いを理解しておく

英文契約書の特徴として「条項の数が多い」というのがあげられます。これは、契約書に記載されていない事項は認められないという「口頭証拠排除法」と呼ばれる法律が適用されるためです。
また、国際取引は基本的に「性悪説(他者は信用ならない)」に基づいています。信頼できない他者との取引を行う際、曖昧な部分を排除することにより、問題発生時にはスムーズに訴訟に持ち込めるよう設計されているのです。
一方、和文契約書は性悪説とは反対の「性善説」に基づき、相互信頼が前提です。
文章の中でも「別途協議事項」や「円満協議事項」を取り入れ、調停や仲裁で円満に解決を図る傾向が強くなっています。
このように、英文契約書と和文契約書は、法律の体系から慣習まで異なるため、違いをしっかり理解した上で契約書通訳を行う必要があります。

2.契約書翻訳の特殊性を認識する

契約書は一般の翻訳文書とは違い、当事者同士の権利や義務関係を明確にした、法的拘束力を持つものです。そのため、当事者の主張を理解し、正確に言語化することが重要となります。
英文契約書の翻訳時には、記載された英語だけではなく、相手方の考え方や国際法を理解した上で、翻訳文を作成していく必要があります。
和文契約の場合はさらに難易度が上がり、正確に翻訳するだけでは不十分な点が多くなります。
日本語で書かれた契約書は、日本の法律や慣習によって作られているため、そのまま翻訳しても国際基準で通用する文書にはなりません。
内容の正確性を維持しながら、国際標準に合わせた翻訳が求められます。

3.セキュリティ対策が行われているか確認する

契約書は、企業にとって非常に重要な機密情報となっているため、翻訳会社に依頼する際にはセキュリティ対策の確認も行っておきましょう。
特に、業務の一部を外部に委託する業務委託契約、企業の合併・買収に関するM&A契約などの重要な契約書の翻訳には、厳重な管理が必要となります。

翻訳を依頼する際には、依頼する会社が機密情報や個人情報を扱うにあたって、適正な管理体制を整備しているか確認しておくことをお勧めします。
翻訳会社FUKUDAIでは、お客様に安心の上依頼していただけるよう、厳重なセキュリティ対策を行っています。詳しくはこちらのページをご参照下さい。

セキュリティ・機密保持体制

契約書の翻訳はぜひ翻訳会社FUKUDAIにお任せ下さい!

翻訳会社FUKUDAIの契約書翻訳サービスでは、海外ビジネス経験を持つ翻訳のエキスパートが多数在籍しているため、正確で高品質な翻訳が可能です。さらに、最終段階の校正作業でも法務経験者によるチェックを行い、クオリティの高い翻訳文書が提示できます。

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