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2023.08.20

海外との取引に欠かせない事業報告書翻訳とは?翻訳する際の4ポイントを解説

事業の国際化が加速している現代社会において、海外に資本を持つ日本法人や外資系の企業は、それほど珍しいものではなくなってきています。

その傾向に伴い、今まで国内のみで使用されてきた様々な書類も諸外国に提出しなければならないケースも増えてきました。「事業報告書」もそんな書類の1つです。

そこで、今回は「事業報告書」についての翻訳の詳細を、翻訳する際の4つのポイントについて詳しくご紹介いたします。

事業報告書とは

事業報告書とは、決算期ごとの会社の現状を記録し書類にして、株主総会等の通知に添付し、株主や取引銀行等の会社に関係のある人に送付される報告書です。

貸借対照表や損益計算書等、数値的な情報では表すことのできない会社の概要等が記載されています。

2006年までは「営業報告書」と呼ばれていましたが、事業報告書に呼称が変更になりました。会計に関する部分以外に重点が置かれているため、監査役会の対象ではあるものの、会計監査人の監査対象ではなくなっているのが特徴です。

海外企業へ翻訳された事業報告書を提出する理由

海外の取引先やクライアントに対して自社の運営状況を報告する場合、ほとんどのケースでは元となる日本語版の資料を使い、取引先企業が使用している言語へ翻訳していくことになります。

しかし、諸外国に対する資料として「日本版に記載されているデータをまとめるだけで十分なのか」というのは大きな問題です。

国内においては「事業報告書はこういうものである」という共通認識がありますが、国を越えての取引となると全く話が違ってくる点に注意が必要です。

相手先がどのような資料やデータを求めているのかをしっかり分析・理解し、さらにはその国の書式に合わせた形での翻訳が必要となってくるため、基本的には翻訳会社等「翻訳のプロ」に任せた方が無難な選択といえるでしょう。

資料のわかりやすさや求められているものであるかどうか、さらに内容の正確さは、今後海外企業と取引していく上で非常に大切であり、その重要度も高まっています。

事業報告書を翻訳する際のポイントは?

事業報告書翻訳

事業報告書は、上記でもご紹介したように海外企業等に提出する重要な資料です。そのため、翻訳もポイントを押さえ、正確かつ確実なものでなくてはなりません。

では、どのようなポイントがあるのでしょうか。ここではポイントを4つに絞ってご紹介いたします。

1.専門知識の獲得とコンテクスト(文脈)の理解

まず、対象となる業界や分野に関する専門知識を備えた翻訳者に依頼することが重要となります。業界特有の用語や概念をしっかりと理解し、正確な翻訳を行うために必要となります。

また、報告書の内容や目的を十分に理解することも大切です。企業の戦略や業績、課題、展望等を把握しておくことで、適切な翻訳が可能となります。

2.読みやすさと自然な文の流れを考慮する

正確さはもちろん重要な要素ですが、翻訳文そのものが読みやすく自然なものになるよう気をつけましょう。不自然な言い回しや文法エラーがないか都度確認することによって、誤訳予防につながります。

また、報告書の中に引用や参照がある場合、元の文脈を尊重しつつ翻訳することも重要です。誤った引用や参照を避けるために、文の流れを十分に考慮し翻訳を行いましょう。

3.編集と校正・校閲・フォーマットの保持を大切にする

翻訳後は必ず編集と校正・校閲を行い、誤りや不明瞭な部分を修正していきます。基本的にはプロの翻訳者やネイティブスピーカーに作業を依頼することで、品質の向上が期待できます。

さらに、原文のフォーマットやレイアウトもできるだけ保持するよう心がけることが大切です。見出しや箇条書き、図表等がある場合は、適切に翻訳した上で配置を調整していきます。

4.機密性の保持

事業報告書は、その企業に関する情報が詰まった極めて重要な文書であるため、秘密保持を厳重に行わなければなりません。

秘密保持を適切に行わず、万が一文書やデータが漏洩すると、組織に甚大な損害や損失を与える恐れがあります。

翻訳会社等に翻訳を依頼する際には、秘密保持契約(NDA)を締結し、情報の漏洩に最大限の配慮をすることが重要です。

翻訳会社FUKUDAIでは、インターネット経由でデータの受け渡しを行うのが多くのケースを占めるため、お客様からお預かりした大切なデータをインターネットの脅威から守るため、多くのセキュリティ対策を講じています。

FUKUDAI翻訳のセキュリティ・機密保持体制はこちら

事業報告書の翻訳を承ります!ぜひ翻訳会社FUKUDAIにご依頼下さい

翻訳会社FUKUDAIでは「海外支援サービス」として、事業報告書の翻訳を承っております。各専門分野に精通した専門性の高い翻訳経験者が在籍し、事業報告書の内容に応じて、最適な翻訳者を選定した上で作業にあたるため、高品質な翻訳をご提供できます。

また、翻訳品質につきましては、以下の通り対応させていただいております。

1.ネイティブによる的確な翻訳

2.専門性の深い理解に基づく適切な表現

3.読み手に理解しやすい表現

4.関連文書全体において、表現・用語を統一

5.読み手にわかりやすい文書レイアウト

また、品質面以外でも、納期や予算、用語管理に関するご相談等、お客様のご要望を的確に捉え、最適な提案をさせていただいております。

翻訳会社FUKUDAIの翻訳実績・納入先

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