翻訳コラム
2020.05.15
翻訳は外部に依頼すべき?価格の相場やメリットも解説
近年、ビジネスの現場でもグローバル化が進み、海外企業や個人客と英語でやりとりする場面が増えています。しかし、現地法人を設置するなど世界各国で幅広く展開しているグローバル企業でなければ、なかなかビジネス書類などの翻訳業務を内製化することは難しいです。
そこで、翻訳業務を外部に依頼すべきか悩む方も多いかもしれません。この記事では外部に依頼するメリットや気になる料金相場を解説していきます。
Index
自社で翻訳することの限界
そもそも、自社での翻訳が困難なのは何が原因でしょうか。外部への依頼を検討するにあたって、まず内製化を難しくさせている3つの要因を理解しましょう。
話すことと翻訳することの違い
外資系企業に限らず、近年国内の企業でも留学経験のある社員が増えているはずです。語学試験のスコアなどに着目して採用を決めている企業もあるでしょう。
しかし、いくら外国人との面談でスラスラと対応できて頼りになる社員であっても、ビジネス文書の翻訳となると事情は異なります。なぜなら、いくら外国語を使用した会話力に自信があったとしても、日本語でいう国語力に値するその言語の「文章力」を持っていなければ相手に訴えかける文章を書くことができないからです。
専門性を要するビジネス文書に対応できない
業界ごとに特有の専門用語が存在します。特に、ビジネス文書は専門性が高いので、語学力がある人でもその分野に対する概念やボキャブラリーがなければ理解や翻訳に苦しむでしょう。
つまり、医療系の翻訳が必要だったとしても、外国語での日常会話だけでは対応しきれないのです。さらに、知的財産の分野や契約も、専門知識なしに進めることはできません。
他の業務で集中できない
たとえ語学力に長けた社員がいたとしても、海外取引比率が少ない会社であれば他の業務も並行してこなさなくてはなりません。そのため、翻訳に集中しようにも、他の案件に追われて集中力を欠いたり、翻訳に注力したことで他の業務がないがしろになることもあるでしょう。
翻訳を依頼するメリット
このように自社で翻訳するには様々なハードルがあります。これを踏まえ、外部に依頼するメリットをみていきましょう。
相手に伝わりやすい文書を作成
翻訳会社では、様々な分野に対応したプロの翻訳者を抱えていることが一般的です。そのため、専門用語にもしっかりと配慮した伝わりやすい文書を作成してくれるでしょう。
また、ビジネスは原文を翻訳して終わりではなく、いかに契約につなげるかが重要です。そこで、DTPサービスに対応した翻訳会社に注目してみましょう。
DTPサービスとは文章以外でも工夫を凝らし、パソコンでカタログや広告のデータを作成するものです。そこで、このサービスに対応した会社に依頼することで、文章の翻訳以外でも質の高い結果を期待できます。
例えば、翻訳会社FUKUDAIでは、チラシやパンフレットなど様々なドキュメントに合わせた翻訳が可能です。また、金融・観光・メーカーなど様々な業種からの発注経験も有しているので、それぞれの業界にぴったりのドキュメントに仕上がります。
プロフェッショナルならではの質の高さ
プロの翻訳者だからこそ、相手の国の文化も考慮した質の高い翻訳が期待できるのもメリットのひとつです。また、大変な翻訳作業にプロが注力するおかげで、自社の社員が労力をかける必要がなくなり、社内の人的リソース面の問題も解決します。
翻訳はチェックも重要
外部に翻訳を依頼するメリットを紹介しましたが、それだけでは不十分です。翻訳はチェックも重要であることをしっかり理解しておく必要があります。
文全体の統一性や整合性確認が必要
ひととおり翻訳が終了したとしても、たったひとりが翻訳したのでは、間違いも起こりえます。特に、長文であればそのリスクも高まるでしょう。
そこで、翻訳を依頼する際には、適正な用語が使われているか、文全体に統一性や整合性があるかといったことを校正者が確認しなくてはなりません。翻訳会社によっては、ここも含めて対応してくれるところもあれば、別途料金がかかるところもあるので注意が必要です。
ネイティブチェックの意味
翻訳でネイティブチェックという言葉を聞いたことはないでしょうか。ネイティブチェックとは、翻訳後、その言語を母語とする人が読んでも違和感がないか確認することです。
微妙な言い回しで相手が違和感を覚えたり、誤解を与えたりすることのないようにネイティブチェックをすることが分かりやすい文章を作成する鍵になります。
翻訳依頼時の相場や価格の決め方
実際に翻訳を依頼することを決めても、料金が不安になるかもしれません。そこで、相場や注意点を理解しておきましょう。
相場は一般社団法人日本翻訳連盟が参考になる
相場について確認するのであれば、産業翻訳の業界団体として知られる一般社団法人日本翻訳連盟のサイトが参考になります。これによると、例えば金融関連の日英翻訳(和文から英訳)であれば、1文字あたり25円(税別)が発注価格の目安です。
価格の決め方に注意
料金は上述した通り、1文字あたりで換算するのが一般的ですが、重複される文章やボリューム感によっては割引がある場合もあります。その他、各種キャンペーンを行っているケースもあるので、単純に文字単価だけで決めるのではなく、割引キャンペーンにも注目してみると良いでしょう。
中国語や英語の翻訳業務はFUKUDAIへご相談を
翻訳を外部に依頼するメリットやどれくらいの料金が相場なのかを解説してきました。翻訳を依頼する際には、その会社の質や料金体系はもちろんのこと、その会社が自社の依頼したい言語の専門かも必ず確認する必要があります。また、業界の専門用語はあらかじめ共有しておくこと、機密保持の取り扱い注意も怠らないようにしましょう。
翻訳会社FUKUDAIでは、中国語や英語をはじめ、多言語に幅広く対応しています。ネイティブチェックや校正についても料金に含まれているので、低価格でより質の高い翻訳を求めている方はぜひお気軽にご相談ください。
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