翻訳コラム
2022.06.28
英語音声翻訳とは?シーンに応じた翻訳の使い分け方法を紹介
海外とのコミュニケーションツールとして、近年「英語音声翻訳」が活用されるようになってきました。特に、海外との会議において、英語音声翻訳は必要不可欠なツールとして浸透してきています。
しかし、音声翻訳には一定のデメリットもあり、シーンによってツールの「使い分け」が重要となります。
そこで、今回は英語音声翻訳についての詳細や、音声翻訳の「使い分け」の基準について、詳しくご紹介いたします。
Index
英語音声翻訳とは?
英語音声翻訳とは、コンピューターを利用して人の「話し言葉」を認識し、英語または日本語に自動的に翻訳する技術を指します。双方向性があり、リアルタイムなコミュニケーションを必要とする場面に適しているのが特徴です。
有名なものとしては「Google翻訳」「ポケトーク」などがあり、多くの方が活用しています。
スマートフォンにも気軽にアプリとしてインストールできることから、コストを抑えながらスピーディーな翻訳が可能となっており、英語音声翻訳の大きなメリットといえるでしょう。
また、2022年6月7日、日本政府から外国人観光客の受け入れ再開が通達されました。外国人観光客との正確なコミュニケーションをとるためには、英語音声翻訳の利用がますます必要とされることが想定できます。
他にも、英語の動画や会議の動画データを翻訳するなど、幅広い分野で必要とされています。
音声翻訳は「使い分け」がポイント!シーン別英語音声翻訳の活用法
上記でも簡単にご紹介したように、音声翻訳は「使い分け」が重要なポイントとなります。間違った場面で音声翻訳を使うと、思わぬトラブルの要因となる可能性があるため注意が必要です。
そのような問題を予防するため、ここからはシーン別英語音声翻訳の活用法について詳しくご紹介いたします。どのようなシーンで使い分けを行ったらいいのかわかりやすくご紹介していますので、ぜひご一読下さい。
旅行・日常会話…リアルタイムな音声翻訳やツールがお勧め
音声翻訳は、主に「対話の場」に強いツールです。多少間違っていても、当人同士の身振りや手振り、質問と確認の行為を繰り返すことにより相互理解が得られるため、瞬間的な翻訳が重要視されます。
文化の理解やシーンによる言い回し、前後の文脈を踏まえて素早く翻訳できるリアルタイムな音声翻訳ツールは、旅行や日常会話の他にも、鉄道や生活全般におけるコミュニケーションツールとして役立つでしょう。
オンライン会議…リアルタイムな音声翻訳やツールがお勧め
オンライン会議の翻訳では「スピード」が重要視されます。特に、リアルタイムでの同時翻訳はオンライン会議において重要な機能といえます。
リアルタイムの自動音声翻訳ツールを使用することにより、同時翻訳が実現できると共に、通訳者を介す必要がなくなり、機密性の高い会議が実現できます。
また、オンライン会議では「言葉の聞き取りにくさ」がデメリットとしてあり、議事録を作成する際の負担が大きくなりがちですが、自動音声翻訳ツールを使用しておけば、翻訳と議事録の作成を同時に行ってくれます。
議事録などの作成時間を短縮できるのはもちろん、会議費用の削減や業務の効率化にもなり、経費と時間の有効活用にもつながります。
英語の動画・会議の動画データ…翻訳会社への依頼がお勧め
上記でご紹介した音声翻訳による翻訳結果は、必ずしも「正確である」とは限らず、翻訳ミスやニュアンスの違いが必ず生じます。
特に、商品名などの固有名詞が含まれる場合は顕著で、正確な翻訳ができない場合が多く、自動音声翻訳のデメリットといえます。
また、会話で使われる表現で、複雑な解釈ができる言葉や文章は、正しく翻訳することができません。
英語の動画や会議の動画データなどは記録に残る上、誤訳ミスが致命的なトラブルを引き起こすリスクが高いため、高品質な翻訳ができる翻訳会社への依頼がお勧めです。
翻訳会社へ依頼すると、ほぼ全ての翻訳会社で「校正してから納品する」という手順を取るため、翻訳後の文章に違和感が残らないか、不快となる表現が含まれていないかを人の目でチェックすることが可能です。
他にも、科学用語や経済用語を使用している動画の場合、特定の単語に対応した日本語訳が決められているため、規定の訳語以外を使用した場合、意味が通じない上に大きな誤解を招くおそれがあります。
全ての手順において翻訳者という「人を介した」翻訳を行うことにより、これらのトラブルは最小限に抑えられます。
英語の音声翻訳なら、翻訳会社FUKUDAIにぜひご依頼下さい!
翻訳会社FUKUDAIでは、多くの音声翻訳サービスを提供しています。ビデオ翻訳やWEB配信用映像、会議の動画翻訳など、様々な音声翻訳に対応しております。
また、品質面以外でも、納期や予算、用語管理に関するご相談も承っております。
関連記事
イギリス英語とアメリカ英語の違い、翻訳がどう違う?
英語と日本語の違いとは?翻訳表現から見る
英語でプレゼン資料を作成・翻訳するときに意識すべき事とは
英語で契約書を作成や翻訳をするときのポイント
英語論文の書き方・翻訳のコツ、どこに気をつければ良い?