翻訳コラム

翻訳コラム

ホーム 翻訳コラム 翻訳会社 翻訳見積もりを依頼する際に翻訳会社に伝えるべき4つのポイント!
B! ツイート シェアする Pocket

2024.09.16

翻訳見積もりを依頼する際に翻訳会社に伝えるべき4つのポイント!

翻訳会社見積もり

翻訳会社に翻訳を依頼する際「見積もり」を作成してもらうことはよくあるケースです。しかし、ご自身の要望としっかりマッチしたものを作らないと、トラブルの要因になる可能性があります。

そこで、今回は翻訳見積もりを依頼する際にどんなことを翻訳会社に伝えればいいのか、そのポイントをわかりやすくご紹介いたします。

翻訳見積もりを左右する要素

翻訳見積もりを左右する要素は「言語の種類」「文字数」「専門性・難易度」「納期」の4つが影響します。これらの要素について、詳しくご紹介いたします。

翻訳言語の種類

翻訳対象の言語や、翻訳先の言語によって翻訳のコストは異なります。細かな差違はあるものの、翻訳者の数が多いとされている英語の翻訳(英日翻訳・日英翻訳)は、提供サービスの中でも最も安価なプランで提供している翻訳会社も多くあります。
英語以外の言語に関しては、基本的に「翻訳会社が所持している翻訳者のリソースや数」によって相場が異なります。ネイティブ以外の話者が少ない言語は、大方の場合翻訳料金が割高に設定されています。
他にも、英日翻訳・日英翻訳のように、翻訳元と翻訳先の言語が入れ替わると料金が変わるケースもあります。

翻訳文字数

翻訳見積もりを左右する要素として、翻訳を依頼する原文の文字数や単語数によっても変わってきます。原文が日本語の場合は、文字数によって見積料金が決まります。一方、原文が英語やフランス語の場合、文字数ではなく単語数で決まります。

翻訳の専門性・難易度

翻訳するものがビジネス文書だけではなく、専門性のある文章の場合、その分見積もり金額も高くなりがちです。
例えば「医学・薬学分野」、遺伝子変異や皮膚科学といった「ライフサイエンス分野」「物理・工学分野」「自然社会科学分野」等が想定されます。
専門性の高い分野には、特殊な用語も多く含まれているため、それに対応することができる翻訳者やチェッカーを使う必要があります。また、専門分野に精通していない翻訳者を使う場合でも、特殊な用語を調べるために時間を要するため、見積金額に影響を与えます。

翻訳後の校正方法

翻訳作業だけではなく、翻訳後の校正作業も見積もりに影響します。翻訳する際には

  1. 翻訳作業
  2. チェッカーによる翻訳原稿のチェックと修正
  3. ネイティブによる綿密なチェックと修正

このように、校正の工程が増えれば増えるほど見積もり金額は高くなります。
ネイティブのチェッカーを使うのかという点においても金額が変わってくるため、どの程度の正確性や自然な訳文を求めるかをあらかじめ決めておくことが必要となります。

納期

納期までにかかる時間によっても見積もり金額は異なります。一例をあげると、短い文章で30分以内に納品して欲しいという場合と、24時間以内の納品でいいというのでは、金額も変わってきます。また、ある程度のボリュームがある文章の翻訳においても、納期までの期間により見積もり金額が変わります。
翻訳する分量によっては、依頼主が考えている希望納期では間に合わず請け負うことができないと判断されてしまう可能性もあるので、確認しておきましょう。

翻訳の基本的な費用計上方法と種類

翻訳会社の費用計上方法と種類は、事業の種類や規模、翻訳内容により異なるものの、一般的には以下のような方法や種類が採用されています。
その内容について、詳しくご紹介いたします。

翻訳費用の計上方法

【文字数・単語ベース】
翻訳原稿の文字数に応じて費用が計上されます。例えば、日本語の場合は1文字いくら、英語の場合は1ワードいくらといった形です。

【時間ベース】
翻訳作業にかかる時間に応じて費用が計上されます。例えば、専門性の高い内容や短期間での納品が求められる場合に、時間単位での料金設定が行われることがあります。

【ページ数ベース】
ドキュメントのページ数に基づき、ページ単価をもとに費用を計上します。特に紙ベースのドキュメントや、PDF等の固定レイアウトの文書でよく使われます。

【プロジェクトベース(固定料金)】
特定のプロジェクトの全体的なボリュームや難易度を考慮し、最初に見積もりを出して固定料金を設定する方法のことを指します。案件の内容が複雑で多岐に渡る場合や、依頼主が全体のコストを予測したい時に採用されます。

翻訳費用の種類

【翻訳者費用】
翻訳者自身に支払われる費用で、通常、翻訳の品質や専門性に応じて異なります。特に高度な専門知識が求められる分野(医療・法律・IT等)では料金が高くなる傾向があります。

【編集・校正費用】
翻訳後に、別の専門家による校正や品質チェックが必要な場合、編集や校正費用が別途計上されます。翻訳の正確性や自然な表現を保証するための重要なプロセスです。

【技術サポート・コンサルティング費用】
特に専門的な翻訳(例えば、ITや法務等)では、翻訳前に依頼内容の詳細なヒアリングやサポートが必要となる場合があります。こうしたサポート費用も追加されることがあります。

【プロジェクト管理費】
翻訳プロジェクト全体の進行管理や、複数の翻訳者・校正者のスケジュール調整・クライアントとのやり取り等にかかる管理費です。

分野別の翻訳見積もり料金と納期の目安

ここでは翻訳会社FUKUDAIの分野別の翻訳見積もり料金や納期の目安について紹介します。

翻訳料金プラン(参考例)

翻訳料金プラン(参考例) 成果物名称 原稿文字量 翻訳料金 翻訳納期
日本語→英語 不動産売買契約書 23,000文字~ 250,000円~ 2週間
日本語→英語 アニュアルレポート 34,000文字~ 410,000円~ 3週間
日本語→英語 検査キット取扱説明書 62,000文字~ 720,000円~ 1.5ヶ月
日本語→英語 パンフレット 21,000文字~ 250,000円~ 2週間
日本語→英語 技能研修教育資料 68,000文字~ 830,000円~ 1.5ヶ月
日本語→英語 外資系企業 就業規則 110,000文字~ 1,200,000円~ 2ヶ月
日本語→英語 国内企業 社内報 52,000文字~ 630,000円~ 1.5ヶ月
日本語→英語 市場調査報告書 12,000文字~ 150,000円~ 2週間
日本語→英語 Webサイト 90,000文字~ 1,000,000円~ 1.5ヶ月
英語→日本語 臨床評価報告書翻訳 160,000単語~ 2,200,000円~ 2ヶ月
英語→日本語 医療機器 マニュアル 130,000単語~ 1,500,000円~ 2ヶ月
日本語→中国語簡体文文字 素材メーカー 品質管理業務手順書 230,000文字~ 1,900,000円~ 1ヶ月
日本語→中国語簡体文文字 ノンフィクション小説 65,000文字~ 570,000円~ 1.5ヶ月
日本語→中国語簡体文文字 裁判文書翻訳 32,000文字~ 320,000円~ 3週間
日本語→6ヶ国語(多言語翻訳) コンプライアンス・マニュアル 22,000文字~ 1,500,000円~ 2週間

※上記料金は目安です。原稿の専門性、難易度、原稿文文字量、品質レベルなどのその他の諸条件により、料金は変動いたします。

翻訳会社FUKUDAIの翻訳料金・納期の目安

翻訳見積もりを依頼する時の4つのポイント

翻訳見積もりを依頼する際にはどんなポイントがあり、どのように翻訳会社に伝えていけばいいのでしょうか。ここからは、必要なポイントを4つに絞り、詳しくご紹介いたします。

翻訳分野・仕上がりレベル・納期・分量・継続性を翻訳会社へ明確に伝える

適切な翻訳者をアサイン(割り当て)させるために、翻訳会社へ「分野」を伝えることは非常に重要です。
また、読み手や使用目的によって訳語が変わる場合もあるため、その情報も翻訳会社へ伝えておきましょう。
他にも「大意(要約)を掴めればいいのか」「原文に忠実に訳すのか」「自然で読みやすい文章(意訳)に仕上げるのか」等、いわゆる「訳出し」についても確認しておくことが大切となります。
他にも納期や分量や料金に関わり、継続するものであれば割引適用が効く場合もあるため、しっかりと翻訳会社へ伝えることをお勧めいたします。

ドキュメントの使用目的や対象となる読み手を伝えておく

ドキュメントの使用目的や対象となる読み手についても、アサインする翻訳者は変わってくるため、翻訳者に「対象読者」も伝えておくと良いでしょう。
例えば、技術的な内容の資料でも、プレスリリース等の一般向けのものか、エンジニア向けのマニュアルや仕様書等の業界事情に詳しい顧客なのか、初めてこのサービスを紹介する顧客なのかによって訳し方が変わってきます。また、読み手が英語を母国語とする人々なのか、第二外国語とする対象に含めるのかによっても、訳し方は変わります。
翻訳会社に伝えて相談をしておくことにより「この目的ならもっと安い翻訳者を使って予算内に収められる」「企業ブランディングに関わることなので品質を重視して翻訳した方が良い」等、予算や納期を考慮して翻訳者をアサインできるため、読者についても具体的な情報を伝えると効果的です。

発注やスケジュールをしっかり打ち合わせしておく

納期に余裕があるか、余裕がなくタイトな状態であるかによって翻訳料金が変わってきます。納期に余裕があれば価格交渉の材料にもなる上、翻訳の仕上がりが変わる場合もあります。
納期がタイトであっても、入稿予定が分かっていれば、翻訳会社へ伝えておくことで、あらかじめ翻訳者のスケジュールを組んでおけるので安心できます。

要求している品質レベルと納期を相互に確認しておく

翻訳の基本的な費用計上方法と種類

納期を短くすることを重視するあまり「品質は重視しないから、納期を優先して欲しい」と要望されるお客様もいらっしゃいますが、実は急ぎのものほど品質が重視されるケースが多数あります。
もちろん、急ぎの場合は通常行うプロセスを省略し、短期間で翻訳物を作成することも可能ですが、その場合には「譲れないところ」と「簡便化していいところ」等、要求される品質レベルを明確に伝えておくと双方の認識を合わせることができます。

例えば
「数字は絶対間違えないで欲しい」
「専門用語は訳さずそのまま英語表記で」
「翻訳者の間で表記がある程度ばらついても構わない」
等、具体的に伝えることにより、翻訳会社はそれに対応した品質の翻訳に仕上げることができます。
また、納期についても「できるだけ早く」等ではなく「明後日まで」「来週金曜日まで」といったように具体的に伝えておくと、翻訳会社はその期間で最適なアプローチを提案してくれます。

迷ったら「トライアル」も効果的

翻訳会社を選ぶ際にも、車の試乗やスーパーの試食のように「トライアル(お試し)」が存在します。
トライアルでは、トライアル用の原稿を翻訳会社へ送り、お試しで翻訳をしてもらう「試訳」を提出してもらうことにより、その翻訳会社がどのような翻訳を行うのか、翻訳の質や正確性等を知ることができます。
トライアルは、無料もしくは通常料金の半額等の特別価格で利用できるケースが大半を占めます。実際の翻訳品質レベルと料金バランスが取れているかの確認ができるので、翻訳会社を選ぶ判断基準として非常に有効です。
トライアル時には、実際の依頼時と翻訳者が同一人物であるかどうか、会社のWebサイト等に翻訳者の経歴が可能な範囲内で公開されているか等、事前に翻訳会社に確認することも重要です。

高品質な翻訳なら翻訳会社FUKUDAIへ!お気軽にご相談下さい

弊社FUKUDAIは、25年以上に渡り業界トップ企業や公的機関等、多くのお取引先様に選ばれ続けています。お客様の外国語対応の課題にマッチするソリューションを提供すると共に、業界を問わず様々な分野に精通した翻訳のスペシャリストをご提供しています。また、常にリーズナブルな料金で、高品質の翻訳サービスを提供しています。

お見積もりや翻訳のご相談等、ぜひお気軽にご相談下さい。お客様にしっかりフィットしたご提案をさせていただきます。
「費用対効果の高い翻訳」「カスタム満足第一」をモットーに、お客様のご要望やご予算に見合った最適な翻訳を提供することを目指しております。
高品質な翻訳なら翻訳会社FUKUDAIへ!ぜひお気軽にご相談下さい。

関連記事

翻訳業者選びで失敗したくない!見積もりチェック項目4選!
翻訳会社を選ぶおすすめの方法とは?確認すべきポイントを紹介
翻訳は外部に依頼すべき?価格の相場やメリットも解説
翻訳を依頼するときの流れと用意すべきもの

監修者

翻訳会社FUKUDAI 代表取締役

鈴木 宏基

株式会社トーメンや株式会社ロームにて、10年以上にわたり海外営業に従事。その後、翻訳者としての経験を積み、株式会社福大を創業。翻訳事業を立ち上げ、代表取締役に就任。

新着記事

「高品質・安く抑えたい・
スピード納品」
をお求めなら、
翻訳会社FUKUDAIに
お任せ下さい。