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2022.08.28

重要事項説明書の翻訳に注意すべき点とは?翻訳のプロが解説!

円安の影響や各国の政治的情勢などさまざまな背景において、日本の不動産が海外在住の外国人からも大いに注目されています。

昨今増えているアジア各国から日本への移住目的に加え、日本でのビジネス展開や投資目的による購入など、日本の不動産を購入される外国人が増えているため、「重要事項説明書」の翻訳需要がますます高まっています。

そもそも重要事項説明書とは、どのような文書なのか、重要事項説明書の翻訳の必要性や、どのような点に注意すべきかについて、今回わかりやすくご紹介いたします。

重要事項説明書とは?

重要事項説明書とは、何らかの売買契約を締結するにあたり、契約上の重要事項を買い手側に説明するための書類のことを指します。

売買契約には基本的に「契約書」が取り交わされますが、契約書の文書は法律用語が多く使われており、慣れていない買い手が正確に読み取るのは非常に難しいのが現状です。

そこで使われるのが「重要事項説明書」です。契約書の内容における基本情報や重要事項などがわかりやすくまとめられ、読みやすく編集されています。

このように、重要事項説明書は、契約前に買い手に対し対面で重要事項説明を行う際に使用され、買い手側が取引内容に問題がないかを確認し理解するための重要な書類です。

尚、重要事項説明書は主に不動産の売買で使われますが、保険サービスや高齢者施設への入居契約にも重要事項説明書が多く使われています。

重要事項説明書を翻訳する理由と必要性

例えば海外の方が日本の不動産(物件)を購入する場合、翻訳されていない重要事項説明書を使うと、内容を正確に把握できず、トラブルの要因となる可能性があります。

重要事項説明書には、定型の基本情報に加え、備考欄に細かな条件などを記載している場合もあり、契約に関わる全ての人が同一の契約内容を把握できる状態を作り上げておくことで、トラブル予防やリスク回避につなげていく必要があります。

近年では不動産が投資に使われることもあり、海外の投資家が日本の不動産を購入することも増えています。その際にも重要事項説明書を含めた契約書の翻訳は必要となり、今後も需要は増加していくと予想されています。

重要事項説明書を翻訳する際に注意すべき点は?

重要事項説明書は重要な文書であるため、翻訳には十分な注意が必要です。

誤訳やスペルミス等があると、契約時のトラブルを誘引する可能性があり、慎重かつ正確に翻訳を仕上げる必要があります。

ここからは、重要事項説明書を翻訳する際に注意すべき点ついて、わかりやすくご紹介いたします。

 

正確性の確保

重要事項説明書のような契約書に準ずる文書の場合、専門知識を持っている翻訳者に翻訳を依頼することが重要です。言語的な能力は持っていても専門知識が乏しい翻訳者に依頼すると、曖昧な表現や誤訳に繋がりかねません。

言語能力だけではなく、不動産全般や重要事項説明書の記載内容について専門知識のある翻訳者が対応する必要があります。その上で、原文の意味を正確に理解し、翻訳文でそれを忠実に再現することが求められます。誤った翻訳が重大な影響をもたらす可能性があるため、正確性は最優先です。

専門用語の適切な翻訳と一貫性

重要事項説明書には専門用語が含まれているため、不動産関連の書類や契約書などの翻訳経験が豊富な翻訳者で対応することにより、専門用語の正確性を確保することができます。

また、専門用語の適切な使用に加えて、それらの用語や表現が文書内でしっかり統一されていることも重要です。同じ用語に対して、意味は合っていても複数の異なる用語に翻訳されていると、読み手は不自然さや分かりづらさを感じてしまいます。

重要事項説明書の翻訳は、決められた契約内容や理解しておくべきポイントをわかりやすい文書にすることが必須であり、用語や表現を統一することで内容が理解しやすくなります。

この統一性は、全ての関連文書において共通で翻訳されている必要があることも、大事なポイントとして覚えておくと良いでしょう。

適切な様式と文体の使用

契約書などと同様、重要事項説明書にも決まった様式や文体が使用されているため、翻訳後の文書においても適切な様式や文体で仕上げる必要があります。

単に言語の置き換えをするのではなく、重要事項説明書の翻訳スタイルを熟知した上で翻訳を行うことが重要です。

読みやすく明確な翻訳

翻訳された重要事項説明書を買い手が読む際、専門的な内容がしっかりと翻訳され、わかりやすい内容として記載されていないと意味がありません。

文書の翻訳ができていても専門的な内容があやふやである、あるいは正確な内容や表現になっていないと、買い手側が理解できず、契約する際のトラブルの要因となる可能性があります。

重要事項説明書の翻訳は、何よりも「理解できる」ことが最も優先すべき事ではありますが、「ただわかるように翻訳すればいい」というものではありません。

内容や表現方法についても十分注意し、明確な翻訳に仕上げる必要があります。

翻訳後の品質チェック

重要事項説明書の翻訳は、曖昧な表現や誤訳が許されない文書のひとつです。

慎重に翻訳した後に、校正者の目で原文と訳文を一文ずつチェックしていき、適切な用語や表現の使用、用語の統一などを踏まえて入念に仕上げていく必要があります。

翻訳後のチェック体制は、非常に重要な工程です。

専門的な知識や技術を持つ翻訳会社に翻訳を依頼する

重要事項説明書は、専門的な用語を知っておく必要がある上、幅広い専門知識が必要となります。このような重要な書類は「翻訳のプロ」である翻訳会社に依頼をすることが安全です。

翻訳会社は多くの経験や実績を持ち、法律や建築、金融等に精通した翻訳者が在籍しています。また、翻訳後に複数の確認作業を行い、誤訳やスペルミス等を抑える仕組みを作っているため、重要事項説明書として機能しない、ということはまずありません。

トラブル予防のため、しっかりとした契約を締結するためにも、翻訳会社への依頼をお勧めいたします。

重要事項説明書の翻訳は、翻訳会社FUKUDAIにぜひご依頼下さい!

翻訳会社FUKUDAIは、重要事項説明書をはじめ、法律・契約書全般の翻訳サービスを提供しており、日本語から英語・中国語・韓国語など様々な言語への翻訳に対応しています。翻訳経験豊富な翻訳者が多数在籍しています。

翻訳後にしっかりとしたチェック工程を設けておりますので、信頼できる翻訳文を提示できるのが弊社の「強み」です。



翻訳会社FUKUDAIの翻訳実績・納入先

また、お客様からお預かりした大切な情報を様々な脅威から守るため、データファイル暗号化など徹底したセキュリティ対策を講じており、翻訳に係る全担当者と機密保持契約を締結して機密情報の取り扱いについて厳密なルールを設けております。

ご要望によりお客様とも機密保持契約を締結させていただきます。
重要事項説明書を含めた契約書全般の翻訳は、ぜひ翻訳会社FUKUDAIにご依頼下さい!

詳しくは、こちらのページをご参照下さい。

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