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2023.12.27

出版翻訳とは?翻訳者に求められるスキルや翻訳会社の選び方を紹介

世界の様々言語で書かれた出版物を翻訳することを「出版翻訳」と呼びます。一般的な書籍から雑誌等扱うジャンルは幅広く、書籍によっては専門の翻訳者の力を借りなければ翻訳が難しいケースも多くあります。
そこで、今回は出版翻訳についての詳細と、翻訳者に求められるスキル、さらには翻訳会社の選び方まで幅広くご紹介いたします。

出版翻訳とは?内容について解説

「出版翻訳」とは、外国語で書かれた海外の出版物を日本語に翻訳することで、ジャンルは大きく以下の2つに分けることができます。その2つについて、詳しくご紹介いたします。

 

フィクション

文芸やSF、ミステリーといった俗に言う「小説」のことを指し、出版翻訳の中でも特に人気の高いジャンルです。海外小説の他にも、絵本や中高生を対象としたヤングアダルト小説も含まれます。
代表例としてはアガサ・クリスティの長編推理小説「そして誰もいなくなった」やカナダ人作家モンゴメリの名作「赤毛のアン」、近年では、世界で社会現象を巻き起こしたJ.K.ローリングの「ハリー・ポッターシリーズ」、ダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」等多数あり、ロングセラーとして馴染み深い作品も多くあります。

 

ノンフィクション

実用書や自己啓発本、サイエンス、ビジネス書、観光ガイド本のことを指し、ベストセラーが比較的生まれやすいジャンルだといわれています。ファッションやエンターテイメント、ニュース、経済等、対象となるジャンルが多岐に渡るのも特徴的です。
代表例としては、スペンサー・ジョンソンの「チーズはどこへ消えた?」やトマ・ピケティ「21世紀の資本」、ウォルター・アイザックソンの「スティーブ・ジョブズ」等も有名です。

 

出版翻訳において、翻訳者に求められるスキルは?

出版翻訳は、高い語学力はもちろん、書かれている内容やニュアンスを正しく理解する、訳した文章をわかりやすく伝える等複数のスキルが求められます。
ここでは、その必要なスキルについて、詳しくご紹介いたします。

 

語学力

翻訳を行う上では、ベースとなる英語力や日本語力は必要不可欠な要素です。
英語から日本語への翻訳を行う際は、原文である英文をできるだけ正確に理解できるだけの英語力や文法力、さらには理解した内容を文章の用途に応じてわかりやすい日本語で表現する力が必要となります。
翻訳された文章は、あくまで「商品」として相手方に納品されるもののため、稚拙な表現は基本的に許されません。
日本語から英語への翻訳を行う上では、英語力がさらに重要になります。原文の日本語を正確に英語で表現するための英語力や文法力が欠かせません。
また、出版翻訳は正確さや分かりやすさだけではなく、洗練された表現力が求められ、卓越した文章表現力も必要となります。

 

翻訳技術

翻訳技術で重視されるのは「作者のスタイル」や「表現方法」です。翻訳者はその分野に関する深い知識を持ち、専門用語を正確に理解し翻訳しなくてはなりません。
また、原文の文体やトーンを正確に捉えて再現することが求められる他にも、文学的な感覚を持ち、作者の意図や感情を的確に伝えることが求められます。
さらに、翻訳だけに留まることなく、原文を編集し、読みやすく理解しやすい形に整えられる能力も必要です。
これらの能力をバランス良く組み合わせて持つことが、高品質な出版翻訳を実現するために重要な要素となります。

 

リサーチ力

「翻訳の品質はリサーチに左右される」といわれているほど、翻訳とリサーチは切り離せない重要なスキルです。どんなにベテランの翻訳者でも、何も調べずに100%正確かつ完全な原文の内容を翻訳できる、ということはまずありません。そのため、様々な情報を参照しながら、翻訳作業を行うのが一般的です。
インターネットで使われるGoogle検索はもちろん、専門辞書や業界団体のWebサイトも、重要な情報源となります。自分の翻訳した表現が実際に使われているのか確認したり、足りない専門知識を補うのにも必須のスキルといえます。

 

責任感・プロ意識

プロの翻訳者として仕事をする以上「自分が翻訳した文章に責任を持つ」という姿勢は非常に大切です。
翻訳会社では、翻訳者から訳文が届いた後も、ネイティブチェックや校正・校閲といった様々な工程があり、その工程を経た上で完成した訳文がクライアントに納品されます。
訳文が未完成である、あるいは品質が悪いものだと、想定以上に校閲作業に時間がかかってしまい、クライアントの納期に間に合わないといった事態になってしまう可能性も否定できません。
翻訳者には、様々な知識や技術の他にも、この「責任感」と「プロ意識」が強く求められます。

 

出版翻訳を依頼したい!翻訳会社の選び方は?

 

POINT

出版翻訳を依頼するために翻訳会社を選ぶ際には、どのような視点で情報を集め、適切な翻訳会社であると判断すべきなのでしょうか。ポイントを以下にまとめました。

 

まずは実績と評判をチェックする

翻訳会社を選ぶ際には、実績と評判のチェックを事前に確認しておきましょう。
翻訳会社のWebサイトに目を通し、過去の翻訳実績や取引先を確認する等、様々な角度から情報収集を行っておくと後々役立ちます。
また、過去に依頼した企業や個人の評価、経験談等が掲載されているレビューサイトも参考になります。

 

出版翻訳に対応しているか

出版翻訳は専門的な翻訳のため、そもそも対応していない翻訳会社もあります。こちらも事前に出版翻訳に対応しているかどうか確認しておく必要があります。
また、対応していた場合でも、どの程度の経験を持つ翻訳者が担当するのか、経歴等も確認できると安心です。
他にも、ある特定の言語に強い翻訳会社も存在するため、そのような情報もWebサイト等から入手して判断しましょう。

 

担当者の対応は良いか

翻訳は翻訳スタッフと依頼主が直接やり取りするものではなく、翻訳者との間に翻訳会社の担当者(コーディネーター)が入りやり取りを行います。
間に担当者が入ることで、外国語が苦手な方でも翻訳の依頼を手軽にできますが、裏を返せば担当者の善し悪しで翻訳を円滑に進められるかどうか決まるといっても過言ではありません。
「こちらの質問・疑問にしっかり対応してくれる」「連絡が取りやすい」「依頼主の要望を的確に理解してくれる」等の条件を満たした担当者がお勧めです。

アフターフォローは万全か

納品してもらっても「原文と翻訳内容が違う」等のトラブルが生じてしまうリスクはどうしてもあります。その際に必要なのがアフターフォローであり、アフターフォローがしっかりしていれば、翻訳が違っている部分を修正してもらえる等のサービスが受けられます。
納品後のアフターフォローを行っているか、行っているのであれば、納品後いつまでなのかを依頼前に確認しておきましょう。

出版翻訳に自信があります!ご不安な点もぜひ翻訳会社FUKUDAIにご相談下さい

弊社FUKUDAIの出版翻訳サービスは、フィクション・ノンフィクション問わず各分野に精通した専門性の高い翻訳経験者によって翻訳が行われます。さらに、翻訳後の訳文は厳重なスペルチェックや校正・校閲によって高品質に仕上げることが可能なため、多くのお客様から高評価をいただいております。
各分野のベテラン編集者が、出版翻訳に必要な「専門性の深い理解に基づく適切な表現」や「読み手に理解しやすい表現」等を重視して翻訳していますので、ぜひ安心してお任せ下さい。
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